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2013 年11 月6 日

TPP紛争仲裁制度参加国合意

今朝の日経にTPPに紛争仲裁制度参加国が合意との記事が載っていた。 審議内容の公開の仲裁制度を設けるということだが、手放しで歓迎できるのか。契約書の中で仲裁の準拠法をどこにするのか、仲裁に耐えられる契約内容を盛り込めるか、そして何よりも中立公平な仲裁判断を下せるパネルを日本が提供できるのか、そのような仲裁人候補者名簿を関係国間で策定できるのか。 また、国家と投資家の間の紛争解決条項(ISDS条項)導入も折り合ったというが、これも日本が手放しで歓迎できるのか。中野剛志編「TPP黒い条約」(集英社新書)によれば、ISDS条項はあらゆる国内規制が外国投資家によって国際投資家裁判所に提訴される危険をはらんでおり主権の侵害だとの批判がなされているところだ。

投稿者:ゆかわat 22 :31 | ビジネス | コメント(0 )

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